症例集
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症例集 case report

モルモットの疥癬

症例の概要

モルモットの診察において、疥癬は比較的よくみられる外部寄生虫です。

ダニの感染が原因となり、激しいかゆみ、脱毛やフケなどの症状を呈します。

このような皮膚は二次的な細菌感染も引き起こしやすく、どんどん荒れていきます。

重症例では食欲不振や体重減少がみられ、命にかかわることもあります。

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経過および検査

「数週間前から禿げてきた…ほかの病院でカビの治療をしているけど良くならない…。」

とのことでご来院いただきました。(写真)

来院時は全身の脱毛と、背中を自分で引っ掻いてしまったことによる外傷がありました。

初診時の皮膚検査では細菌感染が目立ち、疥癬は見つけることができませんでした。

細菌感染に対する治療をしながら通院していただき、再度の皮膚検査を行って

疥癬の存在がようやく確認できました。

治療

2度目の検査で疥癬の存在を確認できたので、疥癬ダニに特化した治療をスタートしました。

通院してお薬を投薬し、1週間後には毛が生えて強い痒みがなくなりました。

痒みがなくなったことで食欲が出てきて、体重も増えていきました。

治療開始から4か月ほどたつと、皮膚がすっかりすべすべになり治療を終了しました。

獣医師のコメント

疥癬ダニには、皮膚の深いところに潜るという性質があり

感染が軽度の時期には検出されずに見落としてしまうことがあります。

この症例は、1回の皮膚検査では疥癬ダニの存在を証明することはできませんでした。

主な症状は痒みですが、動物にとって(人間にとっても)「痒み」は我慢ならないストレスになります。

痒みのせいで食欲は落ち、発作のように体を掻きむしって失神してしまうこともあります。

皮膚に何らかの異常がみられた場合には軽度であっても是非一度診察にいらしてください。

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