

症例集 case report
エキゾチックアニマル
モルモットの疥癬
モルモットの診察において、疥癬は比較的よくみられる外部寄生虫です。 ダニの感染が原因となり、激しいかゆみ、脱毛やフケなどの症状を呈します。 このような皮膚は二次的な細菌感染も引き起こしやすく、どんどん荒れていきます。 重症例では食欲不振や体重減少がみられ、命にかかわることもあります。
フェレットのリンパ腫
リンパ腫はフェレットの腫瘍性疾患の中でも特に多い疾患です。 体表や腹腔内のリンパ節が腫れて大きくなったり、肝臓や脾臓、消化管などの臓器に腫瘍ができたりして様々な症状を呈します。 リンパ腫には様々なタイプがあり、型によって経過や必要な治療が異なります。
フェレットの全身性コロナウイルス感染症
コロナウイルス感染による、猫伝染性腹膜炎(FIP)と似た症状を示す全身性の疾患です。 様々な臓器に肉芽腫というできものを作ることもあります。 フェレットに関しては近年発見された疾患のため病気の詳細や治療法は未だ確立されていません。
ハリネズミの子宮蓄膿症
子宮蓄膿症は、子宮内に細菌が入り込み、膿がたまってしまう疾患です。 外見だけでは腎臓や膀胱など泌尿器からの出血と、子宮からの出血を見分けることはできませんので、詳しい検査が必要です。 シニア期の女の子の血尿には注意を払いましょう。