症例集 case report
軟部外科
内視鏡生検による腸リンパ管拡張症の診断
血液中のたんぱく質が腸内に漏れ出してしまう状態を「蛋白漏出性腸症」といいます。原因は様々で、胃や腸の潰瘍や感染性のものもあれば、腸管型のリンパ腫や炎症性腸疾患(IBD)が原因となることもあります。いずれにしても、基礎疾患を突き止め、そのケアをすることで蛋白漏出性腸症を治療していきます。
猫の便秘症(結腸亜全摘手術)
猫ちゃんに便秘症が多いことはご存じでしょうか?便秘症の猫ちゃんの中には、長期間にわたって便が腸内にとどまることにより結腸の筋肉や神経組織が障害を受けて「巨大結腸症」になることがあります。こうなると結腸の蠕動運動ができなくなるため、排便は非常に困難になります。